2014年7月1日火曜日

真夏の2日間 - Milford Soundへ その1

2011年12月のこと。 そんなKuzzyの誕生日を祝って催した2日間だけどツーリング。場所はMilford Sound(ミルフォードサウンド) NZを代表する観光名所でもあるところだ。年間降水量は国内最高であり年間300日以上雨が降る超湿地地帯であるので、毎日天気図とにらめっこ。ここぞという時に出かけようと二人で計画していたのだ。
写真は目的地近くのEglington Valley(エグリントンバレー)と言う所。 なんせ我らは雨が降ったら走らない、体に優しいハーレー野郎。雨を避けるため平気でコースを変える。強風でも走らない。気温が暖かくないから嫌だと言って引き返した事もある。嫌な事は避けるように心がけているのだ。もちろん、雨対策ばっちりなジャケットもパンツも持ってるけど。楽しくないとつまらないもの。当たり前か。 

とにかく、出発。距離でいえば今日の目的地までは300キロ弱。観光客は朝早くに大きなバスで出発して休憩とあれこれ見ながら昼くらいにミルフォードサウンドに着き、遊覧船に揺られながら雄大な景色を右左に首を振って眺め、ランチを食べることになっている。 我らの出発はやっぱり遅くてその昼くらいに家を出た。

夏は日が長い。日没は10時過ぎである。のんびり行くのだ。すこぶる天気良しで楽しいので会話が弾みっぱなしである。クイーンズタウンを出て南下して湖が切れた辺りから周辺の景色はガラッと変わり、平坦で超平凡な道が続く。両脇は平野というか牧場というか、なんともとらえようのない土地だ。

道は広くてストレートが長く続き長い緩いカーブと高低差ががたまにあると言う感じ。いつもスピード違反車を見張っているパトカーが止まっている場所がある。ストレートなのだが左側に防風林があるところで、その木と木の間に潜んでいるので気をつける所がある。100キロ越えで走っていたらちょうど見えた頃にはアウトだろう。 

ちなみにそのパトカーに見事、結構捕まっている人たちが多い。観光客がレンタカーでついついスピードオーバーしてしまうのだ。車はピカピカだし、レンタカーには会社のステッカーが張ってあるのですぐにわかる。でもそんな道だし、交通量も少ないし、最新の車だし、その気がなくても知らないうちにスピードが乗ってしまうのだろう。ポリスにとってはドル箱である。

ようこそNZへ。速度の出過ぎに気をつけて運転してください。 

でも私のこちらに住む友達にもやっぱりそこで違反で捕まった人がいる。日本から来た親を乗せ颯爽と元気良く走ってしまったとか。普通のバンなのでスピードに生きるタイプの人ではないのだけど。日本から持ってきたレーダー付いてるけどあちこちで鳴ってうるさいからと普段から電源を切っていたという。それは残念だったけど、気を取り直して家族みんなでゆったりと遊覧船で風景を超満喫したらしい。

しかし帰り道、なんとまた同じ所で同じように捕まったと。全く威勢のいい友である。彼の場合は日常からもその様子はうかがえますが。そんな彼が私は心底、好きである。

そんな事を話しながら、あっという間に2時間が過ぎTe Anau(テアナウ)と言う町に着く。Kuzzyさんの知り合いが働くパン屋さんでランチ。12月はどこもかしこもクリスマスのディスプレーだ。

 つづく。

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