2014年8月11日月曜日

平野のオブジェと新Harley仲間 − 気ままにぐるりと2000km Part 6

2012年2月。
Christchurch (クライストチャーチ)を後にして Methven (メスベン)へ向かっている。
73号&72号でちょっと遠回りをして約1時間半の距離だ。こちらの道の方が遥かに気持ちがいい。納得のScenic Roadというサインが見える。

前にも書いたがクライストチャーチからアッシュバートンまでのSH1はまっすぐでとても速いのにも拘らず、交通量が多いのだ。こんな天気のいい日はのんびり行ってみたい。

メスベンは冬はMt Hutt (マウント・ハット)のスキー場で込み合うが、それ以外の季節は超のんびりしている村だ。私はしないが、格安のゴルフとかを楽しみ方をしているらしい。
こんな所にも友人がいて一晩お世話になる予定だ。昨日突然電話して泊めてくれる友人がいる事はすばらしい。もっともそこはB&Bの宿を経営しているのだが。

道はカンタベリー平野の牧歌的な風景がふんだんとある。右も左も農地である。木が生えているのは防風林、兼、隣との境みたいな感じなのだろうか。見渡す限り平らである。

そのパドックには積み上げられた藁がオブジェのごとく様々な形で置かれている。
バラバラに置いてあったり、きれいに重ねてあったりするが、どちらが効率的なのか、気まぐれに置いたものなのか、代々伝わる農家の方針なのだろうか。珍しく規則正しく並んでいるものがあった。


しばし道にバイクを止めてその何にもないところに佇んでみたりすると何の音もしない。ひばりがチュクチュクと羽ばたきながら鳴いているのがかすかに遠くで聞こえるが、とても静かだ。
それでも意外に車の交通量がそれなりにあるのはやはり大都会が隣町だからなのだろうか。


この平らなの茶色のムギ畑に雲の影が次から次へとどんどん流れていく様子を見てた。そうするとまるで大海原の波のうなりを見ているようだった。


友人宅には夕方に着いて近況報告だ。仕事でも一緒になったりして、長く一緒にいる事もあって仲良くなり、今では年に2回くらい会う仲なのだ。彼の雰囲気や生き方が好きで、割と気が合う方の人間だと私側は認識している。休みには家族連れでお互いのうちに泊まり合ったりした事もある。バイクにも興味があってGSXがガレージにあったが当時は殆ど乗っていない様子だった。
しかし私のハーレーを見るなり、ハーレー所有の夢を見始めた様子だった。

この話が今から2年半前の話で、なんと、つい先日、それは実現のものとなったと報告があった。事あるごとに洗脳をしていった成果の現れである。彼の奥さん、子供達、ごめんなさい。お宅のお父さんはまた家族に迷惑をかけることになります。

デティールはまだわからないのだが、どうやら私のXL1200Cとそっくりな感じだ。今度会うのが楽しみである。きっとお互いの中間地点くらいで集合になったりするのだろう。また一人Harley仲間が増えたのはものすごく嬉しい事である。

その晩は遅くまで話し込んだのは間違いがない。




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