2014年9月1日月曜日

シーズン到来。

3ヶ月の冬眠を経てようやく道路に戻った。毎年この日が来ると心が躍る。
カレンダーもオフィシャルに春の到来であるし、今日は天気も晴れで春っぽい。このところずっと天気が良い。じっと太陽の下にいるとじりっと汗までかきそうだ。

ガレージに寝ていたハーレーのカバーを外し、ガレージのドアを開け、股がって玄関先によろよろと後ろ向きで出す。止めている奥さんの車と壁の隙間、ハンドルを切りながらミラーが当たらない様にぎりぎりを抜ける神業だ。緩い坂とは言え、注意を怠ってはならない。しかも5月に捻挫した足首がまだ痛いから慎重に慎重を重ねる。スタンドを出す時にちょっとだけひねる足首の動作がちと痛い。歳をとると本当に治るのが遅い。がっかりだ。

冬の間にバッテリーを充電してあったので、セルはびしっと回った。ご機嫌な音楽とともに走ろうと早速にメットをかぶりSenaのSMH10をオンにする。応答が無い。昨日テストしたのに変だ。ひょっとして電源を入れっぱなしにしてしまっていたのかもしれない。残念だ。

革ジャンを着てネックウォーマーを巻いてGパンはそのままで、普段のスニーカーで出た。乗った感じは悪くない。それほどのブランクを感じない程のハンドリングだ。エンジンの音が懐かしい。音楽は無くても良かったと感じた。

すぐに大通りに出ると100km/h走行路になる。寒い。特にパンツが。意外に風が強かったかもしれない。ちょっと走って小さな湖の周りを走る道は70km/hだからそれほど風も感じないし太陽がある北に向かって走るので、あったかい。お気に入りの道だ。素朴な牧歌的な風景の中をゆっくりと走れるのだ。一休みを入れる気分転換にちょうどいい。

暦上、春になったとは言え、まだまだ周りの落葉樹には葉っぱの様子は全然見えない。芝生もまだまだ茶色いままで、遠くの山々にはまだまだ雪が残っている。でも時間の問題で、緑が戻り、そこかしこのパドックは生まれたばかりの子羊や子馬、子牛だらけになるだろう。しかしながら、梅や桜のピンクがそこかしこで見られると春がもうそこと告げている。現在は1部咲きというところか。

バイクも先週あたりから急に道に増えたし、また一人、身近なハーレー仲間が増えた事もあり、今シーズンはとても楽しみである。

クイーンズタウンの町を過ぎ、小さくぐるっと住宅地の周りを回ってみた。丘全体が住宅地になっていて、戻ってくる時に見る景色は圧巻なので、とても好きなのだ。ところが、この時期、急坂には砂が巻いてある。冬に道が凍結して危ないからと巻くのだが、これが怖い。下りは更に怖さが増す。しかもこの坂道のコーナーはなぜか落ちろと言わんばかりに逆バンクになっている。現に真冬の凍結している朝にはそこかしこに車が側溝にタイヤを落として動けなくなっているのが多い。

というわけで、折角回ってみたのだが、道の砂利が気になって下ばかり見ながら下りてきてしまった。景色はチラ見だけになってちょっと肩凝った小一時間のちょい乗りになった。


帰ってきて庭のベンチの日だまりでごろ寝してたら、昼寝をしてしまった。間違いない、春の到来だ。

0 件のコメント:

コメントを投稿