2014年9月9日火曜日

Harleyのきっかけはこれから。


2010年10月のこと。
Kuzzyさんを誘ったのだ。行き先はぷらっとLake Hawea (レイク・ハウェア) 、家から片道1時間ちょっとのところ。

このとき、Kuzzyさんが所有していたのはTTR Raid 250で私がこちらで2輪の免許の試験を受けた時に借りたものだ。その時の模様はこちらから


Sportster1200CとTTRというレアなペアは春の小春日にさっそうと出かけて行ったのだった。これは一緒に走る2度目の出来事である。
実はこの時にすでに私のもくろみがあったのは確かだ。KuzzyさんをHarleyの虜にする為の誘いだったのだ。

Queenstown (クイーンズタウン) からWanaka (ワナカ) に向かって走って行くとつづら折れになっているクラウン・レンジ峠を通り、一気に山を駆け上がるのだが、それはそれは排気量の違いで頂上でKuzzyさんを随分待つ事になった。ドドドと図太いものと、とビビビと軽い音の違いだ。約5倍の排気量差がある訳だし。


峠を抜けると向こう側は長いワインディングになり、後にフラットで走りやすい直線的な道になる。丘に阻まれた狭い渓谷に沿って走るのだが、何とも爽快なところでしょっちゅう来るところでもある。

ワナカを通り超し、レイク・ハウェアに向かう。
快適な広めの緩やかにアップダウンを繰り返しカーブが続く道はこれまた最高のおいしいところである。特にこの時期、新緑が眩しく、羊も牛も喜んでいるみたいだ。生まれて間もないラムはおっぱいを飲む時に必ず尻尾を千切れんばかりにプルプル振っている。テンションが上がってしょうがないのだろう。

私も尻尾があるなら振り切れているくらい振っていた事だろう。暖かく眩しい日差しの中、癒しの鼓動が脳を洗う。さて、いよいよだ。『Kuzzyさん、バイク取っ替えよう!』

Kuzzyさんも嬉しそうに尻尾を振った様に見えた。湖の端まで一旦走って一休みした後にこれから戻って行くのだ。足慣らしにとゆっくり走り出すKuzzyさん。写真を撮ってあげるからと何度も何度も往復させてだんだん慣らさせていった。

遠慮がちにハーレーから下りようとするKuzzyさんに、まだまだいいからと、押し付ける様に乗らせて、写真ももっと撮ってあげておみやげにしてあげるからと撮影に協力してもらう形で乗ってもらった。


私はTTRで追っかけるのだが、その大変さはその時、凄く感じた。確かにHarleyに乗る前はCRMだったので、その感じは憶えているはずなのだけど、この頃にはもうすっかり体がハーレーの体になっていたのだろう。考えてみれば100km/hで巡航する事はCRMでは殆どなかったしなあ。やっぱり、クルージングするにはそれ相応のが理想であるなあと実感。



ほぼハーレー走行を満喫したKuzzyさん、ご満悦そうだった。
そして、おみやげになった写真はここで紹介したようにたくさんになる。

Kuzzyさんが「買ったよ!」と電話をくれたのはそれからそんなに月日が流れていない時だった。
私の計画は大成功を納めた。
Kuzzyさん、おめでとう。Harley仲間を作った私にも、おめでとう。





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