2014年1月の事。初走り。
正月らしい正月もやっぱりこの国では味わえないのはあたりまえである。
真夏にはBBQの日々が続く。昨今、Kiwi男(NZ人の事をKiwiと言う)の憧れアイテムはでっかいステンレスボディのガステーブルで、今にでも露店が出せるよってくらいのごっついもので、とても高価なものだが、うちにあるのはチープな丸い黒い古びた炭火用の代物である。
なぜかBBQをするときは旦那の仕事と勝手にうちの奥さんは決めているので、私はあたふたする。まあ、いいが。
夕飯時になると、友人がわらわらと各々の料理や食材を持ちより、わいわいがやがやと楽しむのである。大人達はお酒の席で会話を楽しみ、子供達はこぞって何やら楽しそうだ。天気が良い日であれば、9時を過ぎても沈まない太陽の黄色い光を浴びながらみんなの笑い声が庭中に響く。これが結構頻繁に起きているのが我が家の夏の生活である。
天気がいいと、やっぱり出かけてしまうのだ。
写真はGlenorchy(グレノーキー)へと続く道。60キロ程続くワインディングだ。ストレートも所々ある。世界に誇れると言っても過言ではない道である。そのほとんどの道程では湖を左手に見る事ができ、一瞬だけ「しっとり、冷やっ」と体感できる森の中も抜けて行く。時折アップダウンでカーブが青い空と湖に入って行くように見える瞬間はたまらない。
そこを抜けるとスコーンと、気持ちのよいストレートが空に向かって繋がっている。追い風だとそれが最高な気持ちになる。きっとマッサージチェアーに座っている時よりもいい感じ。まるで脳が洗われるようだ。こんな瞬間が自分を駆り立てるのだろうな。
しかし、注意する事は結構ある。
NZの国道の殆どは制限速度が100km/hである。殆ど周りに何も無いのだから支障もないし、交通量もとりわけ多い訳でもない。気をつけるものと言えば、時たまある道路の大きめの穴と、敷かれた動物のウサギ、ポッサム等とかの死骸とか牛、羊の道路移動の後に残っている大量の糞、それに飛び出てくるシカ類の動物と、交通ルールを理解していない運転する車である。特にキャンピングカーはでかいので危険。
もし、何かがあれば、100km/hで走っていたら致命傷となりうることであるので、絶対に注意は欠かせない。正しく安全に快感を味わおう。
楽しかったライディングから帰ったから自分が高揚しているのがわかる。
果たして、この晩も楽しいBBQになったのだろうな。
*本日のルートはこちら
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